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頭がでかく、まるで「フクちゃんホーム>ちくま幸一プロフィール>頭がでかく、まるで「フクちゃん
わたしは1947年(昭和22)5月17日、幸区北加瀬に生まれました。 子どもの頃は、頭が大きく学生帽をかぶせると当時話題をよんでいた漫画の「フクちゃん」みたいといわれたそうです。 そのころ両親は駄菓子屋とオモチャ屋の兼業みたいなお店を営んでいましたので、戦後の物不足から脱しきれない状況でありながら、毎日の駄菓子には不自由しませんでした。また当時としては物珍しい三輪車を与えられ、無心で遊んでいました。そんな私を外から見れば、何不自由なく育てられているように見えたかもしれません。 後でわかったことですが、私は三輪車の広告塔だったらしいのです。いまではあたりまえのような三輪車も、よほど高価なものだったのでしょう、父の売り上げにはもくろみどおり貢献できなかったようです。 そんなことが積み重なって家業は破綻してしまい、私が5歳の頃、川崎区の大島町を経由して幸区の戸手本町2丁目に引っ越してきました。 大島町時代の唯一の思い出は、住んでいたアパートのすぐ近くに、子どもの感覚からは炭坑のボタ山みたいなガレキの山があって、そこを三輪車で上っていったら頭でっかちの私は重心を失い、後ろ宙返りのように転んでしまったことです。頭が落ちた所に運悪くガラスの破片が捨てられていて、それが刺さった傷跡は今でも頭の片隅に残っています。 |